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1988年
日本歯科大学新潟歯学部卒業
2000年
たかのこ歯科 開業 |

重信町の田舎でくらしていた。家の裏には田んぼがありよくはだしでかけだして遊んだ。たんぼの中ではカエルをつかまえて足をひっぱり遊んでいたそうだ。とにかくいそしくて親戚の家にいくと「よしおちゃんがきたー!」とさけばれ、とにかく台のうえから家中かたづけたそうだ。また、おぼえてはいないが、母から聞いた話しだと、家にいないとさがしていると、近所のひとがズブぬれになり「よしおちゃんが用水路におちて・・・」自分をかかえてきたそうです。どうやら家をとびだしたはよかったが家の前にある約1.5mの用水路、おまけに田植え時期で水がたっぷりあるところに落ち、ながされていたそうである。近所のお姉さんがとっさにとびこんで助けてくれなければこの世にいなくてもおかしくない状況だったらしい。とにかく元気で手をやいていたそうだ。

この頃の友達は一生の友達になるときいたが、まさにそれだけの高校生活のように思える。
夏休みになると2.3時間かけて自転車で山をのぼりおりし、友達の家におじゃまして海水浴に花火そしていかだの上でバーベキューをして楽しんだ。よなよな将来の夢をかたったりしていた。このイベントは高校時代をいれると10年近く続いた。こんなときなんとはなしに父の影響もあるのか自営業がいいかな?自分でなんかしたいなっと漠然とおもうようになった。そして、なにかあれば友達が助けてくれる、また、できるなら助けようと根拠もないのに将来どんなことがあろうとも友達がいてくれるから・・・、と妙な安堵感をおぼえた。

大学は新潟に行くこととなった。まだ新幹線もないころで地の果てにでもいくような気持ちであった。何かひとつでも自信をつけたくて医療人になるのだから健康第一と考え自分に6年間の皆勤を義務付けた。大学での皆勤は一人暮らしもあり寝坊とさぼりたいという自分の甘えとの戦いだった。自分の意思を貫きたい思いで新潟の寒い雪にも風にも耐えどうにか皆勤はつづけられた。これにより将来勤務医にしろ開業するにせよ社会人としての最低限の身体の面での自信はついた。

卒業して大学病院に在籍し診療、教育、研究をおこなっていました。それから出向(大学病院から他の病院に出張すること)もありました。場所は富山県です。それまで歯科医師になって大学病院にしかいませんでしたので、ほとんど専門の分野しかしていませんでした。つまりさし歯や入れ歯をつくってばかりです。しかし、出向先ではそんなことはいってられません。歯もぬかなくてはなりませんし、神経の治療もします。多方面の勉強をさせていただきました。総合病院でしたので、他科の先生とも交流ができ全身疾患とのかかわりについても研鑽しました。

大学を退職し松山市にかえってきました。
開業を前提とした勤務医です。
大学時代は診療、教育,研究と3本柱でやってきましたが、診療と勉強の日々になりました。ある日のことです麻酔をした患者さまが気分が悪くなりました。それまでにも何度も麻酔をしたことのある方で、とくに特別の意識もなかったと思います。患者さんは呼吸とか血圧は特に異常もなかったので院長と今回は治療しないでやすんで帰宅していただくこととなりました。その後 、救急にいくと連絡がありました(呼吸困難とか意識消失とか生死にかかわるのではありませんでした。)。院長は救急病院にでかけるというのです。「おまえはどうする?」といわれ、もちろん自分ガ麻酔したのですから2人でむかいました。
たとえばこれが大学なら麻酔科をよんで言い方はわるいのですがおまかせ状態です。
しかし、これが、このこころがけが地元に根付く開業医なんだなとかんじました。
病院に出かけてももちろん自分達のすることなんてありません。患者様とご家族をみまもるばかりです。でもこれなんです、この責任と自分の家族のようにとらえて行動できるこれが開業医なんです。また、このようなことをごく当たり前のようにふるまう院長さすがに20年以上地域で指示されている理由をかいまみたようでした。そしてこのときさきほどの「患者さんがよければいいんよ」と言う言葉と連動しました。そうです私達はただ病気を治療してその病気を治すのが目的ではないのです。患者さんというヒトをみてその人のお口のこまりごとを排除することによりよりよい生活をおくっていただくことが目的なのです。
それが「患者さんがよければいいんよ」の言葉の意味だったのです。

今は、とにかく一生ご自分の歯で食べたいものをたべていただけるようにしたいと思っています。そのためにも、歯科医院を治療の場ではなく予防の場に変えたいと思っています。患者さんにはリラックスしてもらい気がるにきていただけるように願っています。
そのために診療中に患者さんのストレスがたまらないように声をかけることをこころがけています。
特に、子供の虫歯治療は無理やり治すのではなく、じょじょに診療スタイルになれてもらい、お互いに辛い思いをしないように治すというスタンスをとっています。一時的な虫歯の対応ではなく、末永く健康な歯を保っていくために今何が必要なのかを考えます。アットホームな雰囲気の当院は、大人になっても歯医者さん嫌いにならにように、子供の時にトラウマをつくらないように取り組んでいます。
子供たちとは治療でなく予防で健康な歯の下地づくりとして接していきたい。
大人の方もどうしてここまで悪くなったのかを考えどのようにしたら残していけるのかいっしょに考え応援したいと思います。
歯医者さんは特別な場所ではありません普通のお店の感覚で気軽に利用し気持ちよくきていただければと奮闘しております。 |